喪主の挨拶は、通夜の後と通夜振る舞いの終了時、葬儀の後の計3回です。悲しみと緊張から、内容を暗記して筋道を立てて話すことはかなり難しいでしょう。うまく話そうと思わなくてもOKです。あらかじめ挨拶文を用意しておきましょう。
時間的にも精神的にも余裕がなく、挨拶文を用意するのはかなり難しいことかもしれません。しかし、心強い味方になると考え、頑張って作ることです。もちろん、難しい言い回しにこだわる必要はありません。ただ、用意しておいた原稿を読み上げるのは、失礼にあたると思われがちです。
しかし、その心配はいりません。参列者も難しいと言うことは十分分かっています。失礼にあたることはないので、不安ならば原稿を見ながら話すようにしましょう。最も大事にしたいのは、参列者に対して感謝の気持ちを表明することです。
喪主が最初に挨拶をするのは、通夜が終わった後です。ただ、初めての喪主を務める場合、緊張から体調を崩してしまうこともあります。どうしても挨拶ができないと言う場合は、親族代表や世話役代表が行うようにしましょう。
2回目の挨拶は、通夜振る舞いの終了時です。とは言え、喪主があいさつをしなければいけないとは決まっていません。ですが、できる限り喪主が行うことです。そして、最も大事なあいさつと言えるのが、葬儀後のあいさつです。
喪主の見せ場と言ってもいいかもしれません。しかし、あまり気負うと頭が真っ白になってしまいます。内容は通夜のあいさつと重複する部分があっても構いません。肩の力を抜いて臨みましょう。また、出棺のお別れの儀が終わった際にあいさつをすることもあります。
どこであいさつをするかは、葬儀社と相談して決めましょう。